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1等米97%、高温対策奏功 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Mar 1, 2019 3:00:00 PM
あいさつする中野部会長

JA塩尻市米穀部会は2月下旬、JA本所で、米穀生産者大会を開いた。42人の生産者と市農政課、JA全農長野の職員らが参加。2018年産の1等米比率は97.0%と昨年より高い水準だったことなどを報告した。
18年は、育苗期は芽出し、出芽ぞろいが良好で、生育は早く進み、田植え後の活着も良かった。6月下旬から8月上旬まで高温で推移し、出穂期前後も気温が高く、胴割れ粒、白未熟粒が心配されたことから、たん水管理や掛け流しの対策をとった。その結果、胴割れ粒は軽微で、白未熟粒も混入限度を超えることなく、1等米比率は高い水準を確保できた。集荷実績は前年対比97.3%の2万6671俵(1俵60キロ)だった。
19年度は、雑草稲対策、加工用多収性品種「とよめき」の栽培面積拡大、食味評価の高い新品種「つきあかり」の現地栽培試験などに取り組む。
中野長男部会長は「18年は高温の影響で作況指数はあまり伸びなかった。新品種や加工用多収性品種の栽培などで、部員の協力、意見を聞きながら今年の豊作を願いたい」と話した。