JAながのは、9月上旬の台風21号によって管内で4億円近い農業被害が生じたことを受けて、各行政機関へ支援要請をしている。10月上旬には、JAと山ノ内町、同町農業委員会が、町役場で災害支援要望懇談会を開いた。
JAの徳竹栄一志賀高原地区担当副組合長と春原哲也志賀高原営農センター長、町農業委員会の宮津好男会長と宮崎眞太郎会長代理が出席。JAと町農業委員会は、竹節義孝町長ら町側に支援を要請した。
果樹共済の年内の支払いや、収穫果樹と落果果樹との差額の価格補填(ほてん)などを要請。竹節町長は「町としても、JAなどと一体となり共済組合などへの働き掛けを行うとともに、価格補填についても検討していきたい」と答えた。
JAの徳竹副組合長は「JAでは台風発生直後から、資材購入助成などの対策を行ってきた。今後も、組合員への支援に全力を尽くしていきたい」と強調した。
JAは9月中旬にも、役職員が須坂市、小布施町、高山村を訪れ、支援を要請した。