JA木曽は主力品目のブランド野菜「御嶽はくさい」の出荷を始めた。木祖村小木曽の圃場(ほじょう)で収穫したハクサイ100箱が、近くのJA小木曽予冷庫に運ばれた後、トラックに積み込まれて京都の市場へ出荷された。
初出荷をした農家は、JA野菜生産部会長でもある寺平栄さん(59)。25アールの圃場で、早朝から家族ら4人で収穫した。寺平さんは「天候にも恵まれ、病気もなく作柄も順調」と話した。
JAの奥原辰男営農技術員は「雨で程度な湿り気となり、みずみずしいハクサイの初出荷となった。品質も申し分ない」と太鼓判を押す。
今回収穫したハクサイは、5月初旬に苗を移植した。直まきしたハクサイの収穫は7月5日ごろの予定。同JA管内のハクサイ農家は32戸。木祖村、木曽町開田高原、上松町で生産。木祖村では10月下旬まで収穫が続く見通し。開田高原での初出荷は7月初旬を予定している。主に高級漬物用として、関西や中京方面に出荷される。