JA北信州みゆきが農業と食の大切さ、自然・文化の素晴らしさを子どもたちに伝えるあぐりスクールが開校した。15期目の今年は、小学3~6年生27人が入校した。14期までに1051人が参加している。
14日にJA本所で開校式を行った。入校生代表の戸狩小学校6年生の佐々木彩夏さんは「あまり知らない農業のこと、地域の昔から伝わる伝統と文化、自然の美しい北信州をいっぱい知りたい」と抱負を述べた。
同スクール校長のJAの櫻沢和美組合長は「自分たちで野菜を作り、命の大切さを学ぶことで豊かな気持ちが持てる」と、農業の大切さを伝えた。1回目の授業はジャガイモ、スイカ、フルーツトマトなどの苗の植え付けと、地域に伝わる伝統食の「笹(ささ)ずし」を作った。
今期は11月まで7回行う。野菜栽培、マリ共和国へ米を送る「国際協力田」の取り組み、警察署と連携する交通安全教室などを予定。また、下高井農林高校に体験入学し動物の見学などのカリキュラムが盛り込まれている。