JA木曽大桑支所は、大桑村民を対象に直売所出荷を目指した花の栽培を学ぶ農業講座を開いた。農家や住民ら22人が、露地栽培できて初心者でも取り組みやすい品目の理解を深めた。
講座は村と県木曽農業改良普及センターの協力で開き、JAの田中芳男営農技術員と普及センターの青柳沙緒莉さんが講師を務めた。盆や彼岸向けの花として有効なアスター、センニチコウ、帝王貝細工(ムギワラギク)、小菊の4種類の栽培方法を学んだ。
支所では昨年11月に花卉(かき)・花木栽培勉強会を初めて開き、その続きとして開講した。村内の花卉生産者を増やしたい意向だ。
田中技術員は「講座の最終目的は直売所や市場に出荷してお金にすることを念頭にしているが、最初は趣味程度に作りやすい花から取り組んでいただきたい」と話した。
受講前には、道の駅大桑「木楽舎」の野口勝利支配人が、駅の直売所で扱う品目の売り上げ状況や出荷してほしい品目などを話した。