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高品質ブドウ栽培へ、女性の感性生かして | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Jan 26, 2016 3:00:00 PM
ブドウ栽培を支える農家の女性が集い交流を深めた

JAちくまぶどう部会は、千曲市上山田の圓山荘で同部会の女性研修会を開いた。部会員や関係者ら約80人が出席。今年度の生育や販売状況を振り返るとともに、ブドウ栽培を支える女性の交流を深めた。
生産販売報告では、2015年度は高温傾向で生育が早まったことや、「シャインマスカット」などの人気上昇により、販売高が約9億2700万円(11月末実績)、前年比108%になったことなどが報告された。
また、JAの伊部和真営農技術員は、近年爆発的に生産量が増えている「シャインマスカット」に着目し、着房・着粒数が品質に及ぼす影響についての試験研究を発表。摘粒数の違いにより、品質がどのように変わるかを報告した。適正着果(着粒)など、今後の栽培管理や営農指導の進め方などを説明し、ちくまブランドの一層の構築を図るため、「着色・食味・房型」の徹底を呼び掛けた。
同部会の酒井隆義部会長代行は「ちくま産のブドウは高い技術力があり、女性の皆さんの細やかな心遣いが、良質なブドウにつながっている。ちくまの地域感を押し出し、これからも良いブドウを作っていこう」とあいさつした。
研修会に併せ、短梢(たんしょう)栽培の先駆者であり、長野市若穂でブドウ栽培を行っている峯村聰さんを招き、「現在のブドウ栽培について」の講演が行われ、参加者は今後の栽培に役立てようと真剣に聞き入った。