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アンズ剪定講習、来年産へ産地一丸 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Dec 23, 2015 3:00:00 PM
アンズの冬季整枝剪定の講習を受ける生産者

長野農業改良普及センターとJAちくまあんず部会は、特産アンズの冬期整枝剪定(せんてい)講習会を千曲市森地区・更級地区で開いた。両会場で約100人が参加し、産地一丸で品質と収量の向上に取り組む方針を確認した。
森地区の講習会では、JAの伊部和真営農技術員が、整枝・剪定方法を説明。木の高さ、枝の混み具合、樹勢など剪定前のチェックポイントを挙げた。「生産性と作業性の向上を目指し、目標樹形をイメージして剪定する。樹形にこだわり過ぎると強剪定になりやすく、柔軟な対応も必要」と話した。
部会の久保勝義部会長(71)は「今年度は天候の影響で着果が不安定となり、出荷量は少なくなった。講習会で学んだことを基に、来年度の準備を進めたい」と話した。
講習に合わせて、2015年度の報告会も行った。開花期間中の低温・降雨で受粉環境が悪かったこと、マイマイガの発生で数量減となったこと、収獲に際し熟度が一気に進み、園地ロスが見受けられたこと―などを説明。出荷は生食・加工を合わせて約188トン(計画比61.6%)だったことを報告した。