王滝中学校1年生3人はこのほど、JA木曽王滝支所近くの圃場(ほじょう)で村特産品の赤カブ「王滝甘かぶら」の収穫と、漬物加工場で漬け込みの体験学習をした。中学生の農業体験は、JA女性部王滝支部が協力し、今年で7年目。
毎年、1年生が9月上旬の種まきから11月の収穫、漬け込みなど一連の作業を学ぶ。この日は加工場で、木曽地域特有の塩を使わず乳酸菌で発酵させる漬物「すんき」と、赤カブの下漬け準備をした。
1年生3人は、JAの村上隆支所長から赤カブの特徴や作業内容の説明を聞いた後、女性部員らに教わりながらカブ菜の水洗い、すんきの漬け込み、赤カブの洗浄と塩漬けなどを手伝った。赤カブを栽培している圃場で、カブと菜の分け方なども教わりながら収穫作業をした。
林崇祐君(13)は「家でも作るが、体験でしっかり手伝えたのでいい経験になった」と話していた。今回漬けた「すんき」は、学校の給食で試食する。