坂城町ねずみ大根振興協議会は、同町の坂城保育園、南条保育園、村上保育園の年長児74人を同町南条の畑に招いて「ねずみ大根」の収穫体験をした。園児はダイコンを次々と引き抜いて楽しみ、収穫後は「ねずみ大根」入りのおやきを味わった。同協議会の成澤明雄さん(74)は「ねずみ大根を知ってもらい、継承してもらいたい」と話す。
「ねずみ大根」は古くから同町で栽培され、信州の伝統野菜に認定されている辛味大根。尻がふっくらと下膨れで短く、細い根が伸びている形状からその名が付いたとされている。しぼり汁で食べる「おしぼりうどん」も普及し、多くの人に周知されている。
「ねずみ大根」は8月下旬から9月上旬に種をまき、10月下旬から12月上旬まで収獲される。14日には、坂城町中之条の農産物直売所「あいさい」を主会場にねずみ大根まつりが開かれ、町内の畑でダイコンの収穫体験も行われる。詳細はまつり実行委員会、(電)0268(82)3111。