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地域挙げて防除を継続 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Oct 10, 2015 3:00:00 PM
秋季のアンズ細菌性病害対策の説明を受ける参加者

長野農業改良普及センターとJAちくまあんず部会は、千曲市の森地区と更級地区でアンズ細菌性病害対策の講習会を開いた。2会場合わせて生産者約30人が出席。地域を挙げて防除を継続し、被害軽減を図る方針を確認した。
アンズの表面に黒い斑点が出る細菌性病害(せん孔細菌病、かいよう病)は2009年ごろから多発。一時は収穫量にも影響していたが、地域一丸となった防除対策により12年から被害が減り軽微で推移している。
同センターの町田希実さんによると、8月の低温多雨で、潜伏越冬することが想定される。葉と果実の菌密度は低下しているが、一度発生すると多量に増殖することから「発病させない、感染させない、新たな感染源をつくらないことが肝心」と呼び掛けた。
同部会の部会長を務める久保勝義さん(71)は「感染被害は減少しているが、病原菌がゼロになったわけではない。防除暦に従い、継続してしっかり防除していきたい」と話した。