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児童と種芋植え付け、販売し図書購入も | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Aug 25, 2015 3:00:00 PM
「大きくなぁれ」と声を掛けながら、丁寧に植え付けする児童

千曲市立五加小学校2年生75人とJAちくま戸倉支所五加青壮年部、女性部五加支部、科野農業塾は21日、同校近くの約10アールの畑で、ジャガイモの植え付けを行った。地域の子どもたちに食と農の大切さを学び、農業に親しんでもらおうと、同青壮年部が13年前から始めた。同地区の女性部なども加わり、JAと地域とのつながりをより深める地域貢献活動として行われている。
用意されたジャガイモは、この時期に植え付ける品種「デジマ」80キロ。JAの野沢仁美営農技術員から「皆さんのこぶしくらいの土が、かぶさるように掘ってください。種芋の芽を上に向けて植え付けてください」と説明を受けた後、一つ一つ丁寧に植え付けた。
児童たちは「大きくなぁれ。大きくなぁーれ」と声を掛け、植え付けに汗を流した。宮入煌君(8)は「収穫するのが楽しみ。肉じゃがやカレーでいっぱい食べたい」と笑顔を見せた。
同青壮年部の緑川英貞さん(66)は「子どもたちが笑顔を見せ、一生懸命植え付けてくれ、とてもよかった。この体験を頭の片隅に覚えてもらい、食や農業の大事さを少しでも感じてもらえればうれしい」と話した。
この日、植え付けたジャガイモは10月下旬に収穫を迎える。収穫したジャガイモは、児童たちがJA祭で店頭販売する予定。販売した収益金で学校の図書館に図書を購入する「じゃがいも文庫」としても、児童たちに親しまれている。