JA北信州みゆきでジュース用トマトの出荷が始まった。トマトジュースなどを製造する日本デルモンテ(株)との契約栽培で、39人が在籍するJAのジュース用トマト部会が栽培する。
JA管内の木島地区と常盤地区で開かれた栽培・出荷講習会では、同社やJAの担当者が栽培方法や出荷方法などを指導。同社の牧健一郎課長は「トマト1株当たり100個の収獲が可能。病害虫対策や樹勢を維持し、収獲遅れのないように最後までトマトを取り切ろう」と生産者に呼び掛けた。JAからは、適正な農薬使用に関する指導があった。
今年度は平均10アール収量8トンが目標。出荷は9月中旬まで続き、1042トンを見込む。
ジュース用トマトの契約栽培は事前に価格が決められているため、確かな収入が望めることや、出荷規格が簡素で選別が簡単といった利点がある。