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ブドウ袋掛け、農家の苦労知る | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Jul 19, 2015 3:00:00 PM
ブドウの袋掛けのやり方を教わりながら作業する職員

JAちくまは、入組3年以内の職員を対象に、営農研修を行っている。今年度は25人の職員が3班に分かれ、7月から11月の農繁期に農家での農業実習を行う。
農業経験の少ない職員や営農関係以外の業務に従事している職員が増えている。このため、研修を通してJA事業の根幹である地域農業の理解を深めるとともに、職員の意識向上、組合員との交流が目的だ。
10日は、4月に入組した職員7人が千曲市上山田の山﨑勝実さん(67)のブドウ園で、「ナガノパープル」や「シャインマスカット」の袋掛け作業などを体験した。山﨑さんから袋掛けの仕方や注意点、成長過程などについて説明を受けた後、作業に取り組んだ。総務人事課の田崎育美さん(18)は「農家の皆さんが一つ一つ大切に育てていることや苦労を知ることができた。地域農業に触れ、普段とは違うやりがいを感じる貴重な体験となった。JA職員として、一層自覚を持ち、今後の業務に取り組んでいきたい」と汗を拭い話した。
営農研修を受け入れた山﨑さんは「農家と職員のつながりができ、とても良いことだ。農家の存在を忘れないで、農家に寄り添ったJA職員になってもらいたい」とエールを送った。同JAでは組合員との交流やJAの役割などの理解を、研修を通してさらに深めていく。