JA北信州みゆきと種苗会社のトキタ種苗(さいたま市)は、カラーピーマン「ぷちピー」の生産者を対象に、飯山市と木島平村内の圃場(ほじょう)で栽培指導会を行った。ぷちピーは赤、黄、オレンジの3種で、甘味があり、生食も可能。JAが昨年から本格的に導入し、生産振興に取り組んでいる。
同社が3年前、茨城県で試験栽培して一定の成果を確認。全国的にはまだ生産量が少ないが、JAは昨年から有望な新品種として導入した。
管内では今年度、生産者13人が約1200本を栽培し、8月上旬から出荷が始まる予定。
指導会では、同社の担当者2人が整枝方法を重点的に解説。主軸となる枝を4本に仕立て、強い枝を育てることで、実の肥大のばらつきが少なくなり、適度な風通しと日当たりにより、色づきが良くなるという。
生産者からは「昨年は前半に収量が多く順調だったが、後半にかけて若干減った感がある」との報告があった。同社の有山昌宏課長は「仕立て方に原因がある可能性がある。枝を整えることやネットを張るなど、強く太い枝を育てることが大事」と説明した。