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研修医と指導医、活発な討論 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Jun 23, 2015 3:00:00 PM
症例発表をする研修医

JA長野厚生連は、長野松代総合病院で第12回臨床研修医・指導医懇談会を開いた。同懇談会は、県内厚生連病院の相互交流を目的とし、研修医と指導医161人が参加した。
特別講演では、特定非営利活動法人(NPO法人)ささえあい医療人権センターCOMLの山口育子理事長が、患者と医師間のコミュニケーションの大切さについて講演した。山口理事長は「医師の説明を患者自身が言語化することが、患者の理解度を高めるポイントである。寄せられる相談の中でも、医師に対する不満が多数を占める。その理由は、医師の説明が十分に理解されていないこと。患者の理解を高めることが重要。患者にメモを取るよう促すなど、医師の説明を言語化できるようサポートしてほしい」と述べた。
「医療者側のイメージと患者側は大きく異なること」「患者の理解が伴って、初めて情報の共有が成り立つため、双方向のコミュニケ―ションが重要である」といった患者目線の内容に、研修医、指導医ともに聞き入っていた。
この他、症例発表会では、各病院を代表して6人の臨床研修医がポスターを使い、実際に診察した症例や診断を紹介。指導医からは、多くの確認の質問や意見が出され、活発な討論が行われた。