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高品質生産へ、リンゴ摘果講習 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Jun 1, 2015 3:00:00 PM
生育状況や作業の進め方などが説明されたリンゴ摘果講習会(21日 千曲市羽尾仙石)

JAちくまりんご部会は5月下旬の3日間、管内18ヵ所でリンゴの摘果講習会を開いた。合わせて約260人が参加し、満開後30日以内の荒摘果やマイマイガの防除の徹底、積極的なかん水の必要性などを確認した。今春は高温乾燥が続き、開花が短期間だったが、各品種とも結実は良好。生育は昨年より5日前後の進みで経過しているという。
今春は気温が高めに推移し、開花期の4月下旬からは高温乾燥が続き、開花期間は短期間に過ぎた。短期間での開花で結実状況が心配されたが、各品種ともおおむね良好な結実となっている。
講習会で今後の着果管理を説明したJAの大谷政幸営農技術員は、早期の摘果により次年度の花芽の充実と隔年結果の防止につながることを説明し、「弱い樹勢の木から早急に作業を進めることが大切」と呼び掛けた。
さらに、昨年から多発生しているマイマイガについて、今年も幼虫が多く確認されていることを報告。幼虫には毒毛があるので、作業時には手袋をはめるなどの対策を行うことや、農薬防除の際には登録内容をしっかり確認して厳守するよう注意を促した。