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シャクヤク出荷が本番 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|May 25, 2015 3:00:00 PM
出荷最盛を前に、取引先の生花店の担当者に説明する滝澤さん(右)と梨元茂さん(右から二番目)

JA北信州みゆき管内で、シャクヤクの出荷が始まった。生産者の多くが露地栽培で、5月中旬から6月下旬まで出荷が続く。JA花卉共撰(かききょうせん)部会は約30品種を栽培し、数年前から「豪華に開花し、感動を与えるシャクヤク作り」に力を入れてきた。また、希少品種「エッヂドサーモン」を新たに導入し、多産地との差別化を図っている。
シャクヤクはつぼみの状態で出荷するため、開花しないことがある課題がある。その課題を解消するため、大きな株を養成することに加え、出荷時期を迎えた品種を実際に咲かせて品種ごとの特性を確認することを徹底している。
シャクヤクは品種にもよるが、つぼみの状態から収穫できるタイミングが2、3日。昼夜の気温や出荷後の温度管理により開花までの期間が大きく変わることや、開花のタイミングが消費者の用途により異なるため、出荷時期や管理が重要という。同部会の滝澤英俊部会長は「花屋で一本売りできるような、大きな花がしっかりと開花するシャクヤクを作り続けたい」と話す。