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アンズ着果順調-JAちくま | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|May 7, 2015 3:00:00 PM
JAの営農技術員から講習を受け、摘果作業を確認する生産者

JAちくまあんず部会は、千曲市森地区・倉科地区・更級地区の3ヵ所で摘果講習会を開いた。合計約100人の生産者が出席。JAの伊部和真営農技術員による摘果基準や管理、病害虫防除などの説明を聞いた。
今年は3月下旬以降、気温が高めに推移しているため、平年より5日早い3月30日に開花し、4月3日に満開を迎えた。生育は順調で、平年より5~7日進んでいる。
伊部営農技術員は肥大した果実同士が触れ合わない程度(5~10センチ)に摘果するよう基準を説明した。また、気温が高く乾燥状態になっていることから「今後はホウ素欠乏・うどんこ病対策も含め、定期的なかん水を」と呼び掛けた。
昨年から多発生しているマイマイガの防除については「幼虫には毒毛があり、触れると炎症を起こすことがあるので手袋をするなどの対策を。また、防除をしっかり行い、生育を注視して」と促した。
同部会副部会長の西村一さん(73)は「高品質なアンズ栽培で農家手取りを増やし、作っていてよかったと思える栽培を目指したい」と話した。