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組織再編研究会参画、地区懇談会で説明 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Apr 28, 2015 3:00:00 PM
北信地方4JAの組織再編研究委員会への参画について説明する松﨑組合長

JAちくまは、北信地方4JA(須高、志賀高原、ながの、北信州みゆき)が進める組織再編研究委員会への参画について地区懇談会を開いた。管内の11会場に総代、准総代、運営委員ら572人が出席。JAから経緯や事業実績の推移、組織再編に参画した場合の全国的な位置付けなどの説明を受けた。
同JAは3月の臨時理事会で、生産者の減少や現状の経営状況、将来的な収支状況、農協改革の動向などを踏まえ、北信4JAが先行して協議している組織再編研究委員会に参画することが最善の方策である旨を決議。同委員会に参画を申し入れた。
地区懇談会で同JAの松﨑一男組合長は「環太平洋連携協定(TPP)交渉や農協改革の急激な展開により、JAを取り巻く環境は激変している。この環境変化に対応し、永続的にJAを存続・発展させていくために研究委員会への参画に至った」と説明。目指すべき姿として「組合員と共に地域資源と経営資源を最大限活用し、自然や地域環境と共存できる未来あるJAを目指す」とした。出席者からは、農産物の有利販売の実現性や拠点が廃止にならないかなど、各会場で質問、意見、要望が活発に発言された。
先行して協議している北信4JAの委員会は23日合併研究へのJAちくまの参加受け入れを承認。5JAは6月に合併推進委員会を発足し、合併後の事業計画や財務調整、今後の進め方などを検討する方針という。
5JAの2013年度実績を合計すると、正組合員数、購買品、販売品の取扱高、長期共済保有高などが全国10位以内になるなど、全国有数規模のJAとなる見通し。