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花作りで所得アップ-シャクヤク希少品種導入 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Apr 2, 2015 3:00:00 PM
表彰を受けた酒井さん(左)と太田さん(右)

JA北信州みゆきは、シャクヤク、ソリダコ、ヒペリカムなど多品目の花き栽培を推進している。JA花卉(かき)共撰(きょうせん)部会に現在200人が在籍し、およそ70品目の1000品種を栽培し、全国有数の多品目産地として定着した。2015年度は需要のある新品目の開発や販売営業の強化、個々の農家と立地に合った品目を提案し、新規栽培者の開拓などに取り組む。
14年度は、主要品種のシャクヤクが5月下旬から6月の出荷最盛期に他産地の出荷と重なり、価格安となったが品質は高い評価を得た。また、多くの市場などで需要があるシャクヤクの希少品種「エッチドサーモン」を導入した。JAは種苗助成などを行い、生産振興と他産地との差別化を図り、生産者の所得向上を目指す。
同部会が3月に開いた総会で、15年度の部会長に選任された滝澤英俊さんは「所得向上を目指す。部会員やJA、取引先などと積極的に情報共有をしていきたい」と抱負を述べた。また、総会では「第6回JA北信州みゆきフラワーコンテスト」の表彰式を行い、最優秀賞として酒井智さんのヒペリカム「スカーレット」と、太田和子さんのワレモコウ「昴」を表彰した。