JA須高営農指導者会議は、第5回の研究発表会をJA本所で開いた。営農技術員や販売担当者の代表6人が担当業務での取り組みを発表し、「ナガノパープルの安定生産に向けて」を発表した(株)フルーツファームすこうの藤沢茂樹常務に、最も優れた研究として組合長賞を贈った。
発表会では「JA須高の農産物輸出の取り組み」「リンゴハダニの発生予察と防除検討」「スモモ『貴陽』のジベレリン処理による結実安定」などが発表された。JAの常勤役員やJA長野中央会が、発表について着眼点や独創性、有用性などを踏まえて評価を行った。
藤沢常務は、「ナガノパープル」は裂果が発生しやすいことからその原因を探ろうと調査を実施。2015年度の指導として、8月中旬までに早く果実を成熟させ、果てい部まで着色させることが裂果防止の基本だと報告した。
JAの牧良一組合長は「成果を組合員につなげ、営農指導に生かしてほしい」と話し、営農技術員一同は、JAの農業発展へ一丸となり取り組むことを確認した。