信州すざか農業小学校豊丘校児童30人は10日、豊丘地区の「そのさとホール」で、無病息災を願う伝統行事「ものづくりとどんど焼き」を体験した。今回は2014年度最後の授業。農家先生の手ほどきを受けながら、米粉で「まゆだま」作りに挑戦した。
米粉を練り、蒸して、赤、緑、黄色に染め、まゆの形に整えた。色とりどりのまゆだまを木の枝先に飾りつけて完成。
近くの田んぼで、竹やわらで作った高さ4メートルほどのやぐらに火を入れ、どんど焼きが始まった。「パンパン」と竹の破裂する音がする中、JA須高のだるまも焼いた。下火になったところで赤や緑、黄色のまゆだまを焼いた。豊丘地区の理事で農家先生の羽生田豊雄さんは「次の世代に伝統をつなぎ、災害のない年になってほしい」と話していた。