JA長野厚生連佐久総合病院は17日、増築第2期工事の安全祈願祭と起工式典を行った。
建設予定地で行われた安全祈願祭には、関係の市町村、JAや病院関係者らが出席し、工事の安全を祈った。
新病棟は、5階建てで、1階にはレストランなどを設置。2~5階には一般病床199床・療養病床40床・精神科病棟70床、合計309床の病棟となる。また、新たにエネルギー棟を建築する。地元南佐久地域の森林組合や事業者と連携し、豊富にあるカラマツをボイラー燃料として活用する「バイオマス(生物由来資源)ボイラー」を導入し、エネルギーの地産地消を目指す。
工事は、同院北側の旧臼田町のシンボルであった東・西病棟(1968年建設)と北病棟(64年建設)などを解体し、新病棟を建築。外来棟と成人病棟も合わせて改修する。
総事業費は48億3800万円。新病棟の建築面積は、約7800平方メートルで、2016年度中に竣工(しゅんこう)予定。