JA上伊那は4日、南箕輪村の農産物直売所ファーマーズあじ~なで、御嶽山の噴火による火山灰をかぶったJA木曽産「御嶽はくさい」を販売した。店舗入り口に特設売場を設け、「御嶽はくさいを応援しよう」とPOP(店内広告)に書いて呼び掛けて販売。今週からは全職員を対象に協力を呼び掛けて支援している。
同JAは、JA木曽からハクサイを買い取ることで支援しようと3日に720玉を買い取り、直売所での販売と併せて職員や子会社にも協力を要請して販売した。特設売り場では、生産者がハクサイに付いた灰を一玉一玉洗い流している様子を写真で紹介。安全性をPRしながら来店者に購入を呼び掛けた。
岡谷市の女性は「テレビで被害の様子を見たが洗えば新鮮さに変わりはない。こんなことでしか協力できないが少しでも支援になれば」と話していた。JAの下村篤常務は「JAの根幹である助け合いの心で、できる限り協力したい」と話す。