坂城町農業クラブは、同町の全保育園と幼稚園に、同クラブ員が栽培したブドウやリンゴを贈った。産地の農産物を子どもらに味わってもらおうと初めて企画した。同クラブの海野政義会長ら3人が坂城保育園を訪れ、園児に手渡した。
同クラブは坂城町で農業に従事する有志で組織。21~60歳の農業者17人で構成している。持参したのはブドウの「巨峰」やリンゴ「秋映」など。園児たちは「おいしそう。早く食べたい」などと歓声を上げ、笑顔を見せた他、歌でお礼の気持ちを伝え、大きな声でお礼を述べた。
同クラブ会長の海野政義さんは「子どもたちの笑顔で生産意欲がさらに高まった。旬の物を食べてもらい、少しでも地域農業のことを知ってもらいたい」と話した。