JA須高の管内では31日から、露地ブドウの出荷が始まる。全国一の生産量を誇る「ナガノパープル」をはじめ、「シャインマスカット」「巨峰」などJAの主力が出そろい、10月末まで2ヵ月間の出荷最盛期に突入する。今年度の出荷量は約102万ケース(4080トン)を見込み、関東や中京、関西方面など全国へ出荷する。
JAによると、2月の大雪、春先の降水量が極端に少なく生育に不安はあったが、6、7月の適度な降雨により初期肥大は順調で、全体に着色は良好に進んでいる。
JAは、露地出荷を31日に控え、26日に出荷総会を開いた。約200人の部会員が参加し、販売方針や取り扱い要項、荷造り方法を意思統一した。
JA販売企画課の山崎徳彦考査役は「9月21日にAコープすこう店で第8回『ぶどう祭り』を開く予定だ。当日限りの特別価格でさまざまな品種の販売やイベントを行う」と話した。
JA小布施支所営農生活課の塩崎博央係長は「産地のブランド化は、部会員の協同の上に成り立つ」と話した。