長野県北信農業改良普及センターは、中野市のアップルシティーなかので、新規就農者の激励会を開いた。地元に就農した農業者が意欲を持って農業経営に取り組めるよう開いた。センター管内の中野市と飯山市、山ノ内町で昨年就農した41人のうち、約20人が参加した。地元農業者や関係機関代表者らが、新しい仲間を温かく歓迎した。
中野市では昨年、19人が就農した。果樹や菌茸(きんじょう)、野菜、水稲などの栽培に取り組んでいる。先輩農業者として出席したJA中野市青年部の土屋雄一委員長は「農業は決して楽な仕事ではないが、自分が打ち込める趣味と、何でも話せる仲間をつくって頑張ってほしい」と激励した。
参加者の一人、中野市赤岩地区の湯本尚史さんは、農産物作りや栽培管理に苦戦していることなどに触れ、「まだまだ勉強中ですが、地域の皆さんや仲間と良い農産物を作りたい」と語った。