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カラーピーマン生産振興。甘く生食OK、8月末出荷へ | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Jul 26, 2014 3:00:00 PM
畑で講師から指導を受ける生産者たち

JA北信州みゆきは今年から、ピーマン「ぷちピー」の生産振興に乗り出した。赤、黄、オレンジの3色があるカラーピーマンで、甘味があり調理だけでなく生食も可能。JAは新品目の一つとして導入を決め、今年は31人が3000本の栽培を始めた。このほど開いた栽培指導会で摘果や防除方法などを周知。8月末からの出荷販売を目指している。
JAは昨年、種苗会社のトキタ種苗との情報交換を通じて「ぷちピー」に着目。約100本の苗を導入して管内の3戸で試験栽培をした。その結果を踏まえてJA内部の野菜生産振興会議で検討を重ね、有望な新品目として今年度の本格導入を決めた。
飯山市常盤の畑で開いた栽培指導会では、この品種を開発したトキタ種苗の福寿拓哉さんを講師に招いて栽培管理や防除方法などを学んだ。
福寿さんは「8月末の収穫開始までは摘果して木と実を大きく育てることがポイント」などと助言。7月中旬時点で緑色をした実は1ヵ月ほどで鮮やかな色が付き、10月末まで収穫できるという。
担当するJAの内堀喜博指導員は「整枝管理と病害虫防除をしっかりと行い、多くの良果を収穫したい」と話す。今後は生育状況を確認しながら担当指導員が栽培指導に当たる予定だ。