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合併20周年で初の牛枝肉共進会、小田切牧場(東御市)に栄冠 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Jul 23, 2014 3:00:00 PM
優秀賞を受賞した有限会社小田切牧場の小田切隆治さん(左)

JA信州うえだはJA合併20周年記念事業の一環として、牛枝肉共進会を初めて開催した。管内の肥育農家が松本市の長野県食肉公社に和牛7頭、交雑牛6頭を出品。最優秀賞に東御市の小田切牧場の和牛を選出した。また、同日はJA畜産部会の牛枝肉研修会を開き、肥育農家やJA、荷受け会社の担当者に加えて、もと牛農家も参加し、血統と肉質の関連や肥育技術などを学んだ。
最優秀賞の枝肉の血統は父が「光平照」、母の父が「平茂晴」、母の祖父が「福安福」。格付けA5等級、脂肪交雑(BMS)ナンバーは10と好成績で、肉質は色、きめに優れ、モモまで脂肪が入って周囲筋も充実していた。また、出品された和牛の全頭が、肉のおいしさに関連するオレイン酸が多く含まれる「信州プレミアム牛肉」に認定された。
現在の牛肥育経営は、素牛の価格が高値で推移している上、飼料代の高止まりもあって生産コストが上昇し、経営環境が非常に厳しい状況にある。JAは今回の共進会と研修を踏まえ、生産者と一体となって現状の危機を乗り越えていく方針だ。
褒章の授与式にはJAの坂下隆行専務、塩川壽友常務、長野県農協直販の塚田政男取締役、JA全農長野畜産酪農部の平林勤副部長が出席した。
最優秀賞以外の入賞者は次の通り。
優秀賞▽交雑牛=小田切牧場▽和牛=井出守雄