JA上伊那駒ヶ根支所は、収穫体験学習「わくわくカミーちゃん こまかっぱの里農園」を開いた。地域との協同活動として初の企画で、支所管内の駒ヶ根市の2家族7人が参加した。同市下平の農事組合法人アグリコが栽培しているタマネギの収穫と、ブナシメジの株採りを体験した。
アグリコは、栽培しているブナシメジの石突き部分を肥料にして、タマネギを育てている。生で食べられるほど辛味が少ないため、収穫したタマネギをその場でかじりついて味わう参加者もいた。ブナシメジの株採りでは、アグリコのスタッフにやり方を教わり採取した。ビニール袋がいっぱいになるまで、採り続けていた。
家族4人で参加した須崎智順さん(37)は「子どもには、自分たちが食べる食事と、農家への感謝の気持ちを持ってもらいたい」と笑顔で話していた。
同支所の吉川順平支所長は「地元の農産物を好き嫌いなく食べてもらうためには、小さい頃からの食農教育が大切だ」と話した。