千曲市内川で、戸倉たまねぎ祭りが開かれた。地元の農家らで組織する実行委員会と科野農業塾が主催。今年で13回目。来場者は詰め放題の20キロ用専用ネット袋1500円、10キロ用専用ネット袋を800円で購入し、自分でタマネギを収穫する。およそ1時間で完売した。
同地域は古くからタマネギの産地。11月に定植し、冬越しし6月に収穫を迎える。みずみずしく甘味のある良質なタマネギになる。会場のタマネギは、昨年11月に同実行委員会会員や近隣の千曲市立五加小学校の児童らが、およそ25アールの畑に約7万5000本を定植したもの。
長野市川中島から家族で訪れた滝沢直也君(9)は「祭りに来るのは今年で4回目。とても楽しい」と収穫に汗を流していた。実行委員会の宮入眞徳会長は「今年は4、5月に雨が少なかったため、若干小玉傾向だが、おいしいタマネギになっている。旬の味を味わってほしい」と話した。