JA須高の果実専門委員会と農産専門委員会は、それぞれ開いた今年度の総会で、消費者により信頼される産地づくりに一丸となって取り組む方針を確認した。具体的には、売れる品目と品種を積極的に導入して売り場を確保する他、このほど取得した商標「フルーツハリウッド」を段ボール箱などに印字して果樹王国を広くアピールし、産地ブランドの向上を図る。
須高地区は水はけの良い土壌と澄んだ水、降水の少なさなど果樹生産に適している。こうした立地と気候が、米国の映画産業の中心地「ハリウッド」に似ているとの発想から、産地を象徴する表現として「フルーツハリウッド」と銘打つ商標権を取得した。JAはインパクトのある商標を使うことで、良質な果実のアピールと産地イメージの向上に役立てる考えだ。
生産・販売は、他産地に負けない高品質な作物を生産するとともに、売れる品目と品種を積極的に取り上げる。また、須高フェアの実施により出荷シーズンを通じた売り場確保に努め、農家の所得向上につなげる方針だ。