長野県立北佐久農業高校は、学校近くの佐久市のJR岩村田駅で、花いっぱい運動を行った。生徒が通学に利用する駅構内や周辺をきれいな花で飾るとともに、地域住民との交流を深めようと、農業クラブの活動の一環として1988年から始め、今年で27年目を迎えた。
運動には生徒が実習で育てた花を使った。農業クラブを中心に130人が参加した。生徒は彩りなどを考えながら、駅前ロータリーの花壇や線路脇のプランターに、今年1、2月に種をまいたサルビアやペチュニアなどの花苗、約500株を植え付けた。花苗を管理してきた、栽培システム科花コース3年生の藤沢宗広君は「自分たちが育てた花を、駅を利用する多くの人に見てもらい、楽しんでもらえたらうれしい」と話している。