JA塩尻市は、JA桔梗ヶ原ワイナリー会議室でアスパラガスの出荷目ぞろい会を開き、管内の生産者約70人が出席した。
JAの技術員が市況や県外産地の状況、出荷に際しての注意点として、サイズ、結束の目安などを説明すると、参加者は熱心に耳を傾けた。ハウス栽培物は出荷が始まっており、露地栽培物は下旬から出荷が始まる。
塩尻市で栽培している品種は「ウェルカム」が主流だが、市場の要望に応えて、より茎の太い品種「スーパーウェルカム」への移行を奨励している。2014年度の生産計画は、63万束(1束100グラム)を予定している。
技術員は「ここ数日の乾燥で根の動きが鈍く、若干の生育遅れが見られるものの、週末の降雨で一気に萌芽(ほうが)が進むと見込んでいる。昨年は凍霜害で大きな被害に遭った経過があり、今年は安定した気候と順調な生育を願う」と、技術員は期待を込めて話した。