立科町山部の津金寺境内に自生するカタクリの花が見頃を迎え、かれんな花を一目見ようと連日、大勢の人が訪れている。
寺の裏山に作られた約250メートルの遊歩道沿いには、小さな紫色の花を付けたカタクリが群生。日光を浴びて気温が上昇すると、一面に広がる花を楽しむことができる。一帯には約1万5000株のカタクリをはじめ、アズマイチゲやニリンソウなど、さまざまな山野草が自生。約1万8000坪が県郷土環境保全地域に指定されている。
同寺は10日から「カタクリ・野草まつり」を開き、野草の苗を販売している他、茶屋を設け来場者をもてなしている。カタクリの見頃は23日ごろまでの見込みで、多い日には県内外から約700人が訪れる。