JAみなみ信州野菜部会は3日、飯田市鼎のJA営農部で生産者約90人が集まり、2013年度の部会総代会を開いた。
JAの野菜は、多彩な品目が産地内リレーによって長期にわたり売り場が確保できる。13年度は、キュウリ、アスパラガス、トマトの主力品目と白ネギの生産拡大、全国的な品薄傾向による単価高を追い風に販売額約22億6000万円、前年比115.2%と好調だった。
部会の鈴木利雄部会長は「昨年度の好成績は単価高の影響もあるが、部会員の皆さんの努力のたまもの。野菜の生産を取り巻く環境は、円安による資材の高騰や消費増税、環太平洋連携協定(TPP)問題、気象変動による不安定な作柄など、多くの問題を抱えている。JAと生産者が一致団結し、課題を克服していこう」とあいさつした。
JAは部会と協力し、現状の販売に対する成果、課題を明確にし、「何をすべきか」を考え、取り組み内容を決定している。
過去5年間の野菜販売額は、09年度17億5000万円、10年度19億円、11年度19億4000万円、12年度19億6000万円、13年度22億6000万円と、着実に実績を伸ばし、生産・指導・販売が一体化した取り組みの成果が表れている。
総代会後に行われた生産振興大会では、「目指せ! 野菜販売額25億円確保!!」をスローガンとして、前年以上に取り組みを強化することを確認した。