長野県のJA佐久浅間女性会みなみ支会は、佐久穂町のJA佐久町中央支所共同加工室で「味噌(みそ)作り体験教室」を開いた。子育て世代の40歳までの女性を募集していて9人が参加。地元産大豆と米を使ったみそ造りを通じて安全・安心な食生活を紹介し、参加者に「フレッシュミズ部会」への入会を呼び掛けたところ8人が新規加入した。
島粼規子支会長らが講師を務め、会員2人が参加者の子どもを託児した。講師は大豆の下準備の他、麹や塩の分量などを指導。一昼夜漬けた大豆を約2時間煮て、煮豆と麹の分量に0.142を乗じて添加する塩分量を決め、つぶした豆に塩とこうじを手際よく混ぜた。
参加者らは、会員から「種水の量で硬さを調節する。みそはしっかり空気を抜くことが大切」などと教わりながらソフトボールほどの玉を作り容器に詰めた。みそは7月下旬に上下を返し、9月の彼岸に食べ頃を迎える。
会員は参加者らに日頃の女性会活動やグループを紹介。島粼支会長が「皆さんに伝えたいことがたくさんある。みそ造りもその一つ。活動に参加しませんか」と呼び掛けると、参加者は「活動内容を知りたい」「夫が転勤で途中脱退してもいいか」などと積極的に質疑していた。