JAみなみ信州の桃部会は、飯田市で2013年度の生産販売振興大会を開いた。約45人が出席し、販売実績が前年度を上回る5億7300万円だったことなどを確認。参加者らは剪定(せんてい)と摘果がリンク(関係付け)した栽培方法を追求する方針で一致した。販売6億円の達成に向けて結束を誓い合った。
今年度の桃生産は、4月の凍霜害で収量が前年度比86.8%まで落ち込んだ。しかし単価が18%高く好調だったことから、前年度を上回る売り上げを達成。加工部門の売り上げを含めると、目標としている6億円に迫った。
大会で小林慎治部会長は「何とか前年を上回る売り上げを達成することができた。今期の反省をしっかり踏まえ、さらに生産振興していこう」と呼び掛けた。
14年度は7月下旬から8月の盆までを基本に出荷し、内部直売の充実を図る。消費宣伝会も積極的に行い、販売単価が安定している「あかつき」の作付面積の維持に取り組む。