JA塩尻市とJA洗馬はこのほど、市内の小学校で補助教材として使ってもらうため、「農業とわたしたちのくらし」を寄贈した。JA塩尻市の小松丈史理事兼金融共済部長と、JA洗馬の田中勝夫常務が塩尻市教育委員会を訪れ、山田富康教育長に教材を贈呈した。
小松理事部長は「子どものうちに農業に触れることで将来の農業の担い手になってほしい」と若い世代への農業に対する理解の広がりを期待して話した。
山田教育長は「塩尻市の掲げる農業再生と食農教育は合致する。遊休耕作地を活用して農業体験ができればいい」と自身の考えを述べた。さらにJAを通じて地元の食材を学校給食に提供していることに触れ「今後、塩尻産の農産物の量を増やしたい。良いものを安定して供給してほしい」とJAに対して要望した。
「農業とわたしたちのくらし」は小学校5年生向けの補助教材で食と農、環境と農をテーマにしている。補助教材の提供は2008年から取り組んでおり今年で6年目となり市内の8小学校に届けられる。