JAみなみ信州竜丘支所は18日、特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、飯田警察署から感謝状を授与された。2013年12月に同支所の近所の70代男性が、ロト6当選権利取得名目で350万円を振り込む前に阻止したもの。
男性は一時金として既に3万円を支払っていたものの、JA職員の適切な対応で多額の被害を免れた。未然に防いだ松本誠司金融課長は「振り込み相手先や目的などを質問した際、不自然な点が多かったために詐欺の疑いを強く感じ、警察へ相談することを勧めた。大事な財産が被害に遭わなくて良かった」と話した。
同支所では11年にも振り込め詐欺を未然に防いでおり、感謝状を授与されたのは2度目。松本課長は「今回も前回も、お客さまはなかなか振り込みの理由を話したがらなかった。被害を防ぐためには、互いに冷静になり、詳しく話を聞きだすことが重要だ」と話した。