松本市入山辺地区の子ども育成会と入山辺公民館、福祉ひろばが主催する「ふれあい交流会」が2日、入山辺公民館で開かれ、地域の小学生やその保護者ら100人が参加した。
これは、地域に暮らすさまざまな世代の交流を進めようと毎年開いているもので、JA松本ハイランド女性部入山辺支部はこの趣旨に賛同。地域の子どもたちと交流するとともに食と農について考えてもらう食農教育の一環として、部員とJA職員が料理実習の講師を務めた。
小学1年から3年生が「ヨーグルトケーキ」、4年から6年生は「カレーライス」と「はくさいとりんごのサラダ」に挑戦した。
部員が野菜の切り方やジャガイモの芽の取り方などを教えた。使った野菜や米は部員が栽培して持ち寄ったもので、地元産の食材を使うことで子どもたちに安全・安心なものを口にしてもらえるとともに地産地消の大切さを伝える活動にもなっている。
6年生の中村天音さんは「教えてもらってうまく作ることができた。みんなで一緒に料理ができて楽しかった」と話し、武井久枝支部長は「食は『命』の源。わたしたちの命をつなぐ食と農の大切さを子どもたちに伝えていきたい」と話した。