JA信州諏訪はこのほど、茅野市の市民館で文化講演会を開いた。タレントで作家のうつみ宮土理さんが「私の出逢った素敵(すてき)な人たち」をテーマに、人生を変えてくれたさまざまな出会いを紹介しながら、明るく生きる秘訣(ひけつ)を語った。
幼くして母をなくし「暗い子どもだった」と言い、愛情を持って育ててくれた義理の母と出会い、明るく生きること、大きな声であいさつをすることの大切さを教わり「人生が変わった」と語った。さらに、夫の愛川欽也氏との家庭生活にも触れ、「夫婦間で普段から『ありがとう』『いい男だね』などと褒めてあげて」と会場に集まった主婦らに呼び掛け、良い家庭をつくるアドバイスもした。
歌手としても活躍するうつみさんは、尊敬する美空ひばりさんの曲や東日本大震災で被災した子どもたちを励まそうと生まれたオリジナル曲「青いこいのぼりと白いカーネーション」など3曲を歌い、ステージを盛り上げた。
講演会は、JAが定める中期3ヵ年計画の「くらしをつくる」に基づく教育文化活動の一環として、組合員やその家族などを対象に毎年開いている。今年は約400人が聴講した。