伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」内にある「みはらしいちご園」が“日本一早い”イチゴ狩りを開始した。営業時間は1月1日の午前0時から今シーズンの営業をスタートした。新年の幕開けとともに、市内外から約200人が来園。暖かいハウス内で「おいしい」「甘い」などと話しながら大粒のイチゴを頬張った。
開園して16シーズン目を迎えた同園は、開園当初から1月1日午前0時のイチゴ狩りスタートを定番行事として続けている。同園は5戸の農家でつくる「羽広いちご生産組合」が運営する。標高約900メートルと市内でも高い所にあるため、寒暖差や豊富な日照量によりおいしいイチゴに仕上がるのが特徴だ。
現在は17棟のハウスで「紅ほっぺ」「章姫」「女峰」を栽培。3種類を食べ比べられることなどから人気が高まり、昨年は来園者が100万人を突破した。同組合の井踏岩夫組合長は「今年もおいしいイチゴを用意しているので、ぜひ食べに来てほしい」とPRする。
イチゴ狩りは要予約。6月上旬まで来園者を受け入れる予定。問い合わせや予約受付は同園、(電)0265(74)7430。