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即席ラーメン商品化、独特のこしと食感、全国展開めざす | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Nov 28, 2013 3:00:00 PM
JA上伊那の直売所「ファーマーズあじ〜な」の店頭で行われた試食販売会

JA上伊那は、管内特産の小麦「ハナマンテン」を使った即席ラーメン「伊那華のら〜めん」を発売した。価格は3人前スープ付きで500円。管内のA・コープレギュラー店や同JAの直売所などで販売する他、提携を結ぶ県外の直売所でも販売する。同JAは「主力商品として全国展開したい」と期待している。
「ハナマンテン」は長野県が育成した品種。グルテンが強靭(きょうじん)な超強力粉タイプの小麦で加工適性が高い。管内の上伊那地域が生産量全国一を誇っている。同JAはこれまで、その希少性を売りにJA独自ブランド「伊那華シリーズ」として乾うどん、冷凍うどん、生うどん、冷やし中華を製品化しており、ラーメンは今回が初めて。
ラーメンは人により好みが多様なため、同JAは100人以上の職員を対象に5回の試食会を開催。麺の食感やスープの味、ゆで時間、売価などのアンケートを取り、約1年半かけて製品化にこぎつけた。
麺を中太麺にすることで「ハナマンテン」独特のこしと食感、風味を出し、あっさりとしたしょうゆベースのスープで「昔ながらのラーメン」に仕上げた。麺の製造加工販売を行う霧しな(木曽町開田高原)との共同開発で、同社の特許製法により保存料を使わず常温で3ヵ月間保存ができるのも特徴だ。
営農部特流直販課の柴克彦課長は「子どものいる若い世代にも喜んで食べてもらえる商品。ぜひ多くの方に食べてもらいたい」とPRする。