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震災想定し対応訓練、万全の態勢確認 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Nov 26, 2013 3:00:00 PM
治療スペースとなった玄関ホール

JA長野厚生連篠ノ井総合病院はこのほど、震災が起こったことを想定し、院内の点検や傷病者の受け入れを行う災害対応訓練を行った、患者役も含め約180人が参加した。
地震発生の模擬放送とともに、災害対策本部を設置し、各病棟や各課から被害状況や入院患者の様子が報告。それらを集約し、病院としての機能を果たせるか確認した後、傷病者の受け入れを開始した。
職員が傷病者に扮(ふん)し、病院の玄関に詰め掛けると、設置したトリアージポストで軽傷(緑)、中等傷(黄)、重症(赤)、死亡(黒)のタグを付け、それぞれの治療エリアに搬送した。災害時は、短時間で多くの患者の処置をする必要があるため、治療エリアはロビーや玄関周辺に設置。玄関ロビーに医療機器を運び、処置を行う様子は、実際の震災時のような緊迫感があった。
病院は、訓練を行いながら、災害対応マニュアルの整備も進めており、訓練終了後も、改善点などの意見が数多く出された。
緊急時に備え、ドクターヘリを同病院に近い篠ノ井中央公園に着陸させる訓練も行った。