JA上伊那の箕輪果実選果場(箕輪町)と飯島果実選果場(飯島町)で、リンゴ「ふじ」の選果がピークを迎えている。今年は両選果場合わせて約540トンの出荷で1億1800万円の販売を見込む。選果は今後、11月末から12月初旬まで続く予定だ。
「ふじ」は同JAのリンゴの約6割を占める主力品種で、上伊那地域では無袋で栽培する「サンふじ」が主流になっている。今年は春先に県内を襲った凍霜害の影響により全体的に小玉傾向で、秋の台風被害によるスレ傷も多い。糖度、着色は平年並みになっており、同JAでは「生産者の努力でおいしく仕上っている」とPRする。