長野県議会の会派「改革・新風」のメンバー13人は、JA長野八ヶ岳管内を視察した。由井和行組合長らは「この地域の幹線道路は国道141号だけで迂回(うかい)路はない。ぜひ中部横断道の早期開通にご尽力いただきたい」と、協力を求めた。
議員は、連作障害の状況や、温暖化による作物への影響などについて質問。同JA農業部企画振興課は「従来の品種が作りづらくなっている。しかし、農薬ばかりに頼らず、抵抗性品種を取り入れるなど、その特性を生かした品種の栽培に取り組んでいる」と、説明した。
議員らは南牧村板橋地区にある予冷施設で、真空冷却装置、鮮度保持予冷庫を視察した。
同集荷施設だけでも、最盛期には1日に100台を超えるトラックが出入りする現状から、同JA南牧支所販売指導課の畠山秀樹課長は「多くの生産者や地域住民が中部横断道の早期開通を望んでいる」と、訪れた議員らに、交通事情の改善を訴えた。