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直売所から復興支援、石巻の特産品販売 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Oct 1, 2013 3:00:00 PM
直売所でJAいしのまき産の農産物を販売する伊藤組合長(左から2人目)と高橋部長(同3人目)(長野県山形村で)

JA松本ハイランドは9月28、29の両日、直営の農産物直売時4店舗で、宮城県石巻地方の復旧復興応援「JAいしのまき交流イベント」を開いた。石巻産米「ササニシキ」や油麩(あぶらふ)、トマトを販売し、売り上げの一部を支援金にするとともに、募金箱を置いて復旧復興支援を呼び掛けた。29日にはJAいしのまき職員が応援に駆け付け、JA松本ハイランドの常勤役員や職員も販売に力を合わせた。
両JAは昨年7月から復興支援を兼ねた交流事業を始めた。両JA女性部が互いに特産品を共同購入したり、組合員や役職員が訪問し合うなど交流を深めている。
今回は全店で「ササニシキ」(5キロ)を購入した人を対象に石巻直送の新サンマをプレゼントした他、やまがた店では「ササニシキ」のご飯と油麩のみそ汁を振る舞った。
JA松本ハイランドの伊藤茂組合長は「地域を代表するJAとして、農産物と人の交流を進め、互いの地域を理解するとともに復旧復興支援を継続していきたい」と話した。
JAいしのまきは、東日本大震災に伴う津波で農地の約3割に当たる3600ヘクタールが被害を受け、いまだに1000ヘクタールの復旧が終わっていない。駆け付けたJAいしのまき管理部の高橋栄部長は「復旧はまだ道半ば。復旧が難しい場所が残っているのでこれからが大変。買ってくれた方から応援してくれる声をもらいうれしい」と語った。