国道152号整備促進飯田市遠山郷期成同盟会は、小道木バイパス工事を視察し、工事の進捗(しんちょく)状況や今後の予定を確認した。
飯田市上村〜南信濃の国道152号は、三遠南信自動車道の現道活用区間であり、飯田市と静岡県浜松市を結ぶ重要路線で、全線が整備されることにより愛知県東部の東三河地域、静岡県西部の遠州地域、県南部の南信州地域との時間、距離を大幅に短縮し、新たな観光資源の活用、産業の発展が図られ、農産物の販路拡大につながる可能性も大きい。
同市南信濃の小道木地区〜押出地区間を結ぶ、バイパスでは、橋梁(きょうりょう)2橋、トンネル2ヵ所を整備することで、距離を半分にするとともに、幅員狭小、線形不良区間の解消を図っている。会員の一人は「小道木バイパス開通は車のすれ違いができない区間が解消され、通勤・通学・通院などが便利になり、住民にとって非常に待ち遠しい。また、静岡県浜松方面からの観光客からの要望も大きく、南信州の東南の玄関口として期待が高まっている」と話していた。
バイパスは2015年に開通予定で、今後10年以内の全線開通を目指しており、地域住民の長年の悲願である道路完成が近付いている。