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高齢者の不便さ理解 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Sep 6, 2013 3:00:00 PM
ゴーグルで視野を狭めた状態で小銭を支払う参加者(長野県木曽町で)

JA木曽介護センターと木曽町社会福祉協議会は、高齢者の身体と心を理解する体験研修会を同町のA・コープきそ店で開いた。同店やJA本所職員らが参加し、体に重りを付け、視野を狭くしたゴーグルや耳栓をして買い物を体験。店舗内で高齢者が感じる負担や不便さを疑似体験しながら、高齢者への接し方を考えた。
A・コープとJA本所の職員ら8人が体験に臨み、A・コープ店内で商品を棚から取り、ラベルの文字を見て、小銭を支払うといった買い物行動をした。2人ずつ行動し、1人が体験し別の1人が感想を聞き取り、体験後に感想を発表し合って高齢者の快適な環境について意見を交わした。
体験した同店の古井繁幸店長は「体が不自由だと不便に感じる場所が多いことが分かった。客の様子を見て手伝いが必要な場合は声を掛けたい。職員にも今回の体験を伝え、体制を整えたい」と、高齢者に優しい店舗づくりに意欲を見せた。
JAと同協議会は、福祉教育推進事業の一環として中学生を対象に車椅子体験などを行ってきた。今後はJAの窓口担当者も体験するよう検討している。